人工透析を行われておられる方への障害年金

人工透析とは

人工透析とは、腎臓の機能を人工的に代替するという医療行為のひとつです。腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」、「電解質維持」、「水分量維持」を行わなければいけません。この治療を人工透析と呼びます。人工透析には、血液透析と腹膜透析の2種類ありますが、一般的には前者のことのみを指して言われることが多いです。

腎臓の役割

腎臓はお腹の後ろ側、後腹膜臓器として背骨を挟んで左右に一個ずつあります。腎臓は、1.体内の老廃物(毒素や余分な水分)を除去し、尿として排泄、2.身体を弱アルカリ性に保つ、3.血液や赤血球の量の調節、4.骨の健康を維持する、5.電解質のバランスの調節、6.ホルモンをつくる、といった役割をしております。

腎臓病の種類

  1. 慢性腎炎
    むくみ、血尿、蛋白尿、高血圧などの症状が長期にわたって持続する病です。
  2. ネフローゼ症候群
    主な症状は、むくみや大量の蛋白尿、高脂血症で原因不明の特発性ネフローゼ症候群と原因の分かっている続発性ネフローゼ症候群があります。
  3. 腎硬化症
    腎臓の血管に動脈硬化症が起こると、血管が狭くなって腎臓の血流が不足し、腎組織が障害を受けて腎機能が低下する病です。
  4. 多発性嚢胞腎
    腎臓に嚢胞(水がたまった袋)がたくさんできて、腎臓の働きが徐々に低下していく遺伝性の病です。

人工透析が必要となるきっかけ(病気など)

慢性腎炎、多発性嚢胞腎や糖尿病等が進行し、腎臓の働きが悪くなり、正常な状態に戻らないことを腎不全といいます。腎不全になると尿が正常に作られなくなり水や尿素窒素・電解質などの体液の調整ができなくなります。病気が進行し、腎不全の末期=尿素症になると、肺気腫、中枢神経並びに消化管の出血が起こり、人工透析治療が必要になってきます。また、将来、腎臓移植手術の予定がある場合もクレアチニンや尿検査等の数値によっては、障害年金の対象となります。

腎臓の障害で受給できる認定基準

  1. 腎疾患により人工透析療法施行中のものは、原則2級該当ですが、その腎疾患の主症状や検査成績などによっては1級該当となる場合もあります。
  2. 障害の程度を認定する時期は、人工透析療法を初めて受けた日から起算して3ヶ月を経過した日(初診日から起算して1年6月以内の日に限る。)とします。

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