うつ病の方への障害年金

うつ病になったときの対処法

うつ病になった場合は、就業時間8時間など長時間働くことは困難です。では、会社を辞めて休職するという考えもありますが、収入がゼロになりますので、仕事面のストレスから開放されたが、生活面でストレスがかかり、逆に負担になってしまいます。しかし、我慢して仕事を継続するとなると、悪化し得る可能性は大きくなり。やはり「うつ病」の特効薬は、しっかり休息を取ることが重要です。ここでオススメポイントは、会社を辞めずに、休職をとることです。そんなことができるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、就業規則を一度御確認して頂ければと思います。就業規則に休職に関する規程が記載されている可能性が大きいからです。就業規則は、常時10人以上の労働者を使用している会社には法律上作成義務があり、労働者に周知させることも義務付けられております。ただ注意して頂きたい点は、休職期間中は無給であるなど、休職期間の取扱いが規定されております。ここで、会社を辞めず休職をして無給であれば、会社を退職して収入がゼロになっても同じではないかと思われるかもしれませんが、全く異なってきます。前者のメリットととして、以下が挙げられます。

  1. 健康保険の給付金の「傷病手当金」が支給され、収入の面で保障されます。
  2. じっくりと静養ができます。
  3. いつでも会社に復帰することができます。
  4. 仕事から離れることでストレスから解放される。

1.の傷病手当金とは、病気療養中に被保険者とその家族の生活を保障するための制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。支給額は、病気やけがで療養し、労務不能で休まれた期間、1日につき標準報酬日額3分の2に相当する額となります。支給期間は、支給を始めた日から1年6ヶ月です。この期間中に会社を退職せざるを得なくなっても傷病手当金が支給されておられ、かつ健康保険の被保険者の資格を喪失した日の前日(退職日)までに引き続き継続して1年以上被保険者であった者であれば、支給を開始した日から1年6ヶ月までは支給されます。また、傷病手当金の申請にあたり会社に対し気が引けると思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、会社は全く損をする給付金ではありませんので、少しでも傷病手当金が受給できる可能性があるのであれば生活保障面で申請することをお勧めします。

傷病手当金の受給後の保障

前記に記載したとおり傷病手当金の支給期間は、1年6ヶ月までです。それ以降は、「障害年金」による保証の対象になります。しかし、受給要件等がありますので、確認する必要があります。しかし、「うつ病」の病にかかっておられる方には、受給できるかの確認することや、裁定請求することは、精神的かつ身体的にも負担が大きいことは間違いありません。また、家族が代わって手続きをしようとしても何から手をつければ良いか分からない事が現状です。そこで、裁定請求のプロである社会保険労務士(社労士)にご依頼されることが、障害年金の受給資格の取得確認及び支給がスムーズにかつスピーディーに行われる最善の方法です。

うつ病による「障害年金」の受給要件

  1. うつ病で通院しており、初診日より1年6ヶ月以上が経過している。
  2. 20歳以上65歳未満
  3. 保険料納付済期間の要件(加入期間の3分の2以上が納付済期間)が満たされていること。
  4. 現在働いておられないこと。

うつ病の等級表

1級 高度の気分、意欲・行動の障害および高度の思考障害の病相期が あり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時介護が必要なもの
2級 気分、意欲・行動の障害および思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、またはひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
3級 気分、意欲・行動の障害および思考障害の病相期があり、その病状は著しくはないが、これが持続したりまたは繰り返したりしており、労働が制限を受けるもの

ここで注意しなくてはならないポイントは、診断書の中の「日常生活能力判定」と「日常生活能力の程度」により等級が大きく判定されます。具体的には、以下の項目において1.自発的に出来る、2.自発的に出来るが援助が必要になる、3.自発的に出来ないが、援助があれば出来る、4.出来ないの4つのレベルで判断されます。

障害年金の申請の注意点

申請は、1度だけ!!ミスは許されません!!

  1. 不服申し立ては、覆りにくい!
    審査官は都道府県の社会保険事務局に最低2名はいますが、制度自体「独任制」といって、それぞれが事件を一人で審理、決定しております。しかも審査官自身はまだ席が行政側にある為、まず公正な審理は期待できないのが実情です。ここから分かるように障害年金の不支給や低い等級になった場合、その結果を覆すことは難しいといえます。
  2. 「うつ病」等の精神障害者の無年金問題
    臓器や肢体等の障害を負った場合は、その等級に応じた「障害年金」が受給できますが、これに対して「うつ病」等の精神的な苦痛により障害を負っている方の大半が「障害年金」を受給することができないという問題が起こっております。
    問題1. 医療機関の認識不足による診断書の不備で非該当になり、診断書を作成してもらえない。
    問題2. カルテがなくて初診日に関する証明が取れない。
    問題3. 障害年金の現状届出により2級非該当となっている。
    問題4. 行政窓口の誤認や申請者の理解不足で請求できない。
    問題5. 認定基準の評価の違いで不支給になっている。
    これらの事からも専門家に任せることが安心です。 まず医師に診断書を記入してもらう前に一度弊所にご相談をして頂ければと思います。その際は、以下の簡単な診断表に御記入お願い致します。

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